こんにちは!パーソナルスタイリスト米倉育代です。
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春になると電車の中でも店舗でも、トレンチコートを着ている人を多く見かけます。
様々なブランドからお値段も幅広く、ベージュ一つとっても薄いものからキャメル色などの濃い色もまでと、様々なバリエーションがありますね。
デザインもセットイン(身頃と袖を縫い合わせたタイプ。肩の付け根に切り替えがある)や、ラグランスリーブ(袖の付け根が襟(衿)から袖下にかけて斜めになっていて、肩と一続きになっている)など。
オーバーシルエットやAライン、ストレートシルエットなど。
素材にいたっては、「MACKIN TOSH (マッキントッシュ)」に代表されるようなゴム引き素材の固いものや、落ち感のある柔らかいとろみのあるテロンチなるものまで。
全ての洋服は色・形・素材この3つの要素の組み合わせで成り立っています。
40代の大人の女性には、どんなブランドのトレンチを選べば、コンサバになり過ぎずステキに着こなせるのか…
私の歴代のトレンチ遍歴をお伝えしながら、紐解いていきたいと思います。
似合う服を知る「3つの外見診断」とは
先ずは、私の診断結果からお伝えしますと、
顔パーツ:マスキュリン/ヤンング
マニッシュな要素が強い童顔タイプ
体型:正面はV型 横から見るとI型
逆三角形型 ウエストとヒップが肩幅より狭い
パーソナルカラー:オータムタイプ
イエローベースで深みのある落ち着ちついた色み
※顔パーツ診断
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※体型診断
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※(株)フォースタイルの著作物です。
パーソナルカラー診断
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歴代トレンチコートブランド 遍歴
この春、3代目に選んだ「HYKE (ハイク)」のトレンチコートの決め手をお伝えする前に、歴代トレンチコートブランドを振り返っていきます。
イギリスの正統派ブランド「GRENFELL(グレンフェル)」
いわゆるベージュのトレンチコートとの出会いは、20代後半ドゥーズィエム クラス在職中でした。
当時、いつかは欲しい憧れのブランドの一つで、スタッフ全員が購入した程でした。
20年前は、やや小さめを着るのがトレンドでした。
いざ著てみると地味に感じ、あまり似合わない…こんなもんなのかな…
このブランドのトレンチだから、ステイタスだからと自分を納得させて着ていました。
このような違和感は、実はとても大切なんです。
今ならなぜ似合わなかったのかを、言語化することができます。
先ず色ですが、ベージュと言っても黄みのないサンドベージュだったので、Autumnタイプの私には馴染まない。
デザインは、スタンダードなトレンチですが、V型の私には、エポレッド(憲章)があると、超合金ロボットみたいに、肩が目立ってしまうので、取り外して着ていました。
パリジェンヌみたいに、ウエストをキュッと絞って着るのですが、これまた違和感…
パリジェンヌは諦め、寒いときだけにして、ベルトは締めず、後ろで結んで着ていました。
タイムレスな「SOFIE D’HOOR (ソフィードール)」
二代目はベルギー出身のデザイナーのブランド。
ドゥーズィエム クラスで販売し、バイヤーアシスタントとして、初めてのフランス出張と展示会でオーダーをした、思い出深いブランドです。
素材や着心地の良さや、シルエットのキレイさが魅力です。
私が選んだトレンチは、足首まであるマキシ丈。
セットインでエポレッドが付いていたので、こちらも外して着ていました。
色はくすんだグレーの製品染。
このブランドの提案するスタイリングは、全身グレーのワントーンコーディネート。
それをしたい一心で買いました。
淡い色だけでもNGなのにグレーは、Autumnタイプの顔色から血色を奪っていました笑。
色さえ合えば、今でも充分着られるデザインのトレンチでしたが、着なくなってしまいました。
トレンチコートの代名詞「Beautiful Peoplie」
今やトレンチと言えば、必ず名前があがる2大ブランドと言える、「Beautiful Peoplie (ビューティフル ピープル)」と「HYKE」。
「Beautiful Peoplie」は、2017年 春夏スタート 、デザイナーは、文化服装学院出身の熊切 秀典氏。
ブランドデビューからファッションショーを見てオーダーしていたので、サイズやシルエットなどは何度も試着し熟知しています。
定番Aラインキッズサイズトレンチコートのサイズ展開は120cm~160cmとサイズ展開は独特です。
着たいシルエットに合わせて、サイズを選ぶという売り方でヒットしました。
私は身長160㎝で標準体型です。
なで肩の割りに肩幅が広く腕が長いので、日本ブランドだと袖丈が短い事が多いのです。
当時、160cmまでのサイズ展開でしたので、ジャストサイズになり、中に厚手のものは着れず、当然袖丈が足りませんでした。
定番ものをおしゃれに着こなすにはサイズ感が大きく影響します。
購入はせず、トレンチコートは好きだけど、私には似合わないんだ…と半ばあきらめていました。
「HYKE (ハイク)」トレンチコート
ファッション通の間で絶大な人気を誇っていたブランド「green(グリーン)」のデザイナー吉原秀明氏と大出由紀子氏が、2013年秋冬シーズンから本格始動したブランドです。
その当時から、恵比寿にあった「green」の路面店は、いつもたくさんの人でいっぱいでした。
「HYKE」のトレンチコートは定番の形セットインとドロップショルダーで着丈の長いタイプの2型あります。
定番は、V型の私が着ると固さが出てしまい、「beautiful people」と同じように肩が目立ちます。
もう一型のドロップショルダーは、ラグランスリーブとも違いドロップショルダー(肩線が肩の位置よりしたに袖がついている)なので、肩に丸みが出て、張って見えないのです。
何より嬉しいのは、エポレッドを外さずに着れるところです。
接客していた頃も同じ悩みの方に、外して着る事をアドバイスして売りました。
そして、色は濃い目のキャメル。
春には重たく感じる色ですが、オータムタイプなら難なくなじみます。
両ブランド共、ライナー付きで取り外しができ、2シーズン着られるのも、最大のメリットです。
しかも「HYKE」は、ファスナーがぐるりと一周ついていて、装着が簡単な仕様になっています。
ライナーと裏地の黒で、モード感を感じます。
素材は破水加工なので、多少の雨なら大丈夫なのも嬉しいです。
小さなシワは出来にくいのですが、張り感があるのであたりは出ます。
でも、着ていくうちに馴染んでくると思います。
混率は綿65% ポリエステル35% 、信頼の日本製です。
正に一生もののトレンチコートと、呼べるものとなりました。
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皆んなが着ているからとか、スプリングコートだからと、違和感を感じながらトレンチコートを着てる方…
その違和感、間違ってないですよ。
でもその原因までは、分からないですよね⁉︎
その原因を知りたい方は、ぜひご相談ください。
一生もののトレンチコートを、そろそろ手に入れませんか。
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